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東洋医学と西洋医学の違いとは?

投稿日:2017年8月11日 更新日: 21 views

東洋医学も西洋医学も、非常に有名かつ伝統ある医学です。双方の学問の内容を同じものだと考えてしまう方もいますが、実際はそうではありません。そこで、どのような違いがあるのかという点について具体的に見ていきましょう。医学について詳しくない方にもわかりやすいようにご説明します。

 

東洋医学とは?

東洋医学については、2000年以上の歴史がある医学として知られています。もちろん、2000年前から変わっていないということではありません。時を経るにつれて、発展してきた医学です。したがって、東洋医学の考え方については多くの人々が学んでいます。そこで、東洋医学の中身を部分的に解説していきます。

「陰陽」について

東洋医学における「陰陽」については、陰と陽の双方があることによって物質が存在できるという考え方になります。

この点については、昼と夜の例えがわかりやすいでしょう。夜という概念は、世界共通ですよね。真っ暗になったら世界中の人が夜だと判断します。この夜のことを「陰」とすると、昼は「陽」ということになりますね。

「夜=陰」があるということは、「昼=陽」も必ず存在するのだという考え方こそ、「陰陽」なのです。

「血」について

東洋医学における「血」については、気の働きにより人体の血管を巡り、各組織を支えるものという位置づけになります。多くの人がこれに近い認識を持っていると思いますが、「気の働き」という部分は多少引っかかるのではないでしょうか。そこで、次に「気」について見ていきましょう。

「気」について

東洋医学における「気」については、人々が生活していくにあたってなくてはならない原動力としての意味を持ちます。また、体の一部分に気があるということではなく、全身に気が巡っているという考え方になります。

「津液」について

東洋医学における「津液」については、体から分泌される液体のことを意味しています。例えば、唾液です。唾液は、口から分泌される液体であるため、東洋医学で言えば「唾液=津液」ということになります。また、それだけではありません。涙や汗なども、津液に当てはまることになります。

「血淤」について

東洋医学における「血淤」については、血の巡りが悪くなることを意味しています。スムーズに血液が流れなくなるということですから、実際に血淤の状態に陥ると、体の部分的な痛み等を感じることになります。

「気虚」について

東洋医学における「気虚」とは、先ほど解説した「気」が足りていない状態のことを意味しています。また、「気」が十分に機能していない状態についても、「気虚」という判断になります。

 

西洋医学との違いについて

東洋医学について部分的に理解していただけたところで、いよいよ西洋医学との違いについて見ていきます。東洋医学も西洋医学も「医学」であることに変わりはありませんが、内容が大きく異なっています。そのため、いくつかの観点から違いについて見ていきましょう。

治療面での違い

まず、健康上の悪影響をもたらすものが体内に侵入した場合、どう対応するのかという点で違いがあります。

東洋医学では、体内に侵入したそれを追い出すことを方針とし、対処することになります。つまり、問題のあるものを体の外へ排出してしまおうということですね。

それに対し、西洋医学の場合、薬を使ってその問題に対処するという考え方になります。

体内に侵入したものを追い出すのか、あるいは薬を使って除去するのかというのは大きな方向性の違いと言えそうですね。

基本的には、「薬を使って対処するという西洋医学の方が良いのでは?」と考える方が多いかもしれません。

しかし、薬を使って悪い要素を除去できても、それによってコンディションが万全に戻るのかというのはまた別の話です。薬の影響により、コンディションがなかなか上向かないケースも多くあります。

したがって、より体への影響を考慮しつつ問題に対処するという点が、東洋医学の良いところではないでしょうか。

かと言って、薬を全否定する考え方はよくありません。現代では優れた薬が多く開発されていて、薬の力によって健康を取り戻しているケースも非常に多いです。

重要なことは、薬のリスクについて踏まえることではないでしょうか。

予防的観点における違い

東洋医学では、抵抗力を養うことが重要という考え方があります。それにより、病気を未然に防ぐことが大事ということですね。

もう少しわかりやすく言うと、病気になってから対処するということよりも、病気にならないような体づくりをすることが大切になるということです。

この点については、多くの人がイメージする「予防」とほとんど同じではないでしょうか。

それに対し、西洋医学では、病気を未然に防ぐという考え方は基本的にありません。健康診断を受け、それによって健康上の問題が発覚した場合に、対処するという考え方になります。

しかし、健康診断で問題が分かった後に対処するというのは、本当の意味での予防とは少々違いますよね。

したがって、この点からも東洋医学と西洋医学の違いが明らかであることがわかるでしょう。

 

東洋医学ならではの「漢方薬」について

現代では、色々な漢方薬が販売される時代となりました。この漢方薬によって健康を目指すという考え方は、まさに東洋医学となります。

若い方々は、あまり漢方薬に関心がないかもしれませんが、現代でも有力な薬と考えられています。

先ほどお話ししたように、漢方薬の種類というはとても多いです。そのため、その人に合った漢方薬の処方というのも可能となっています。

ただし、漢方薬の多くは即効性がありません。したがって、漢方薬ではなく、西洋医学でいうところの「薬」を飲んだ方が適切というケースも多くあるということです。

例えば、インフルエンザにかかった場合に、漢方薬で治すというのは適切ではありませんね。

 

どちらの医学が優れているということではない

人によっては、「東洋医学と西洋医学のどちらが優れているの?」と考えるかもしれませんね。

しかし、基本的に優劣をつけることはできませんし、適切ではありません。なぜなら、東洋医学的考え方が重要なケースもあれば、西洋医学的考え方が重要なケースもあるからです。

現に、双方の学問は現代でも非常に重んじられていて、共存しています。

大切なことは、健康上の問題が明らかになった場合に、どんな治療を受けるのが適切かを考えることです。

もちろん、病院で診察を受ければ、治療の方針に関する説明を受けることになりますが、治療法を一つだけ示されるとは限りません。複数の治療法を示された上で、患者が自ら治療法を決定するというケースも多くあります。

その時の決定をより適切なものにするという点では、東洋医学及び西洋医学について学んでおくことに意味はあるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は、東洋医学の特徴や、東洋医学と西洋医学の違いなどについて見てきました。どちらの医学にもそれぞれ特徴がありますが、どちらかが絶対的に正しいということではありません。

東洋医学にも評価すべきポイントがありますし、西洋医学にもあります。そのため、双方の医学についてしっかりと学んでおくことの意味は、非常に大きいのではないでしょうか。

今回は、やや大まかに説明した部分もあります。したがって、興味を持ったということであれば、より詳しく勉強してみることをおすすめします。

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