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【食品に科学物質?】アクリルアミドって危険なの?!

投稿日:2017年6月15日 更新日: 62 views

「アクリルアミド」をご存知ですか?!名称から科学物質であることは予想がつくけれど、これが身近な食品に含まれているのをご存知の方は少ないのではないでしょうか。化学物質が私たちの口にする食物に含まれるってどういうことか、人体に影響はないのか、とても気になりますよね。今回は「アクリルアミド」をテーマにまとめます。

 

アクリルアミドとは

この化学物質は合成樹脂の一種で物の強度を上げるために用いられたり凝固させたり漏水防止用に塗られたりしています。この物質を口にしたり触ったりした場合は神経障害を起こすことが判明しています。

さらに、大量に投与した動物実験を行った結果、その動物はガンに侵されたのでおそらく発がん性物質であろうとも言われています。

 

食品にも含まれている

2002年、スゥエーデン食品庁とストックホルム大学が「じゃがいも等の穀類を加工したもの(加熱調理)にアクリルアミドが含有している、しかも高濃度である」というショッキングな発表をしました。加熱調理したじゃがいもってみんな好んで食べていますよね。心配にはなりますが、客観的な視点で見ていきましょう。

 

どんな食品に含まれるのか

ピックアップされているものはたくさんありますが、そのなかでも含有量が多いものを挙げます。

 

■じゃがいもや穀類を原材料にするお菓子

例えばポテトチップスやクッキー類、カップラーメン、ポップコーン等のコーンスナックやゴマ菓子です。

■果物・野菜類

例えば瓶詰にした黒オリーブやプルーンジュースです。

■飲料

例えばインスタントコーヒーや麦茶(煎った物)です。

 

よく見ると私たちの好物ばかりですね。

 

食品にアクリルアミドができる仕組み

アクリルアミドはアスパラギン酸(アミノ酸)とブドウ糖・果糖(還元糖)が120℃以上の加熱によって化学反応し起こります。例えばポテトフライを油で揚げると発生します。意図して作るのではなくできてしまうのです。ただこの状況を放置するのではなく人体に影響があると指摘を受けた以上、各メーカーはアクリルアミドの含有量を下げる研究を日々行っています。

 

危惧されている毒性

普通に生活をしていれば多量に摂取することはないですが、少なくとも体内に蓄積されるのは間違いありません。他の栄養と共に腸管内で吸収されたアクリルアミドは体内に行きわたり蓄積されます。つまり将来生まれてくる胎児に影響する可能性(遺伝毒性)があるので、多量接種は良くないということが分かります。

※なかにはアクリルアミドの毒性として神経障害(歩行異常・感覚異常・知覚麻痺)を挙げられますが、これは事故等によってアクリルアミドを大量に吸収してしまったときの症状なので経口摂取と混同するべきではありません。

 

行うべき対策

現在、EUでは主要な食品に対してアクリルアミドの指標値を導入していますが、人体に影響があったという事例がないため日本をはじめ多くの国は食品中のアクリルアミドについての指標値を設けていません。ただ有害なものであることは判明しているので含有濃度の低減をはかったり加工食品に偏った食生活をしない指導を行ったりするなどの対策をとる必要はあります。気になる方はインターネットでEUの指標値を検索するとすぐに出てくるので参考にしてください。

 

自分でできること

自分でできることをいくつか挙げます。

■心配な方はアクリルアミドの含有量が多い食品を口にしないようにする

■アクリルアミドの含有量が高くならない調理法にする

例えば揚げるのではなく蒸すとよいでしょう。また、じゃがいもは常温で管理すると果糖が増えません。ちなみに、アクリルアミドは「高温で揚げる」「焦げ目(揚げ色)がつく」ほど、含有量が高くなることが判明しています。

 

騒がない!

確かに、動物実験で判明しているようにアクリルアミドを多量に経口接種すれば発生毒性等に変わるでしょう。しかし、食品は厚生労働省や農林水産省が厳しく監督しており命の危険があるものは製造や販売を中止します。つまり今ポテトチップスが発売中止になっていないということは普通に口にするレベルでは問題がないという証拠です。重ねて申し上げます、これまでアクリルアミドとガンの因果関係を幾度となく疫学調査していますが関連は認められず、人間が食品に含まれるアクリルアミドを口にした結果ガンになったという報告もありません。むしろ、ポテトチップス等の加工食品を多量に摂取しガンになるというならば活性酸素の影響である(身体が酸化している)ことの可能性も考えられます。情報に踊らされるのではなく気になったら公の機関(厚生労働省や農林水産省等のホームページ)で確認し、そこで危険視されているならば摂取を止めるようにしましょう。また心配なら指摘されている食品を口にしないことです。

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