毛穴の各線や角質を取るために、非常に便利な毛穴パック。
とはいっても効果については「出た」「出なかった」などさまざまな意見があり、出た/出なかっただけではなく刺激が強い/強くないなどといった議論もあります。
今回はそんな毛穴パックで美しくなるために、正しい使い方をレクチャーします。
目次
毛穴パックには2種類ある
毛穴パックには2種類あります。
剥がすタイプ
1つめは剥がすタイプです。
このパックはシート状になっているパックを濡らし、気になる箇所に貼って、乾燥したら剥がすものです。
吸着性が高いため、汚れや角栓をしっかり取ることができます。その代わり必要な油分や水分、角栓まで取ってしまいますので、注意が必要です。
洗い流すタイプ
洗い流すタイプの毛穴パックはいくつか種類がありますが、クレイパックが主流です。
クレイパックとは泥パックのことで、この泥は粘土層から取られています。吸着性や炎症を収める効果、それから殺菌作用が毛穴に有効だとされ、商品に使用されています。
気になる箇所や顔全体に塗って、乾いたら洗い流します。剥がすタイプのパックに比べて肌への負担は弱いものの、必要最低限の水分や油分を落とすこともあります。
パック後の洗顔はしませんので、洗い流すときはしっかり洗い流しましょう。
使う頻度
肌のターンオーバーに合わせる
ターンオーバーとは、肌が生まれ変わるサイクルのことを指します。
ターンオーバーの時期になると、表面に古い肌を作っていた角質を出すようになり、肌が生まれ変わります。
顔のターンオーバーは28日〜56日(個人差があります)で来るとされ、これより早いとトラブル肌に、これ以上遅いと肌の老化がかなり進行しているサインになります。
毛穴パックは剥がすタイプ、洗い流すタイプともに肌に強い刺激を与えますし、毛穴や角質、角栓を取るため、肌にとって毛穴パックは、いわゆるターンオーバーが起こってるのと同じ状態なのです。
ですので、最も理想的なのはターンオーバーが来るたびに毛穴パックをすることです。ですが、人間はターンオーバーが来ているかを見極められません。
参考までに、肌のターンオーバーが早い人、遅い人の特徴を載せます。
ターンオーバーが早い人
・スキンケアを積極的にしている
・洗顔でゴシゴシ洗っている
・洗浄力が強い洗顔フォームを愛用している
全体的に「スキンケアを頑張るのは良いけれども、頑張りすぎている人」はターンオーバーが早くなっています。
ターンオーバーが遅い人
・洗顔やメイクオフ、化粧水をサボりがち
・乳液やクリーム、ファンデーションやチークをたくさんつける
・いつもぬるま湯で顔を洗っている
全体的に「スキンケアに時間や労力をかけていない人」はターンオーバーが遅くなっています。
ターンオーバーは早くても遅くても美容に良くない
ターンオーバーは早くても遅くても美容によくありません。
ターンオーバーが早い人は乾燥肌や敏感肌になり、さらにバリア機能がもろくなっています。
反対に遅い人でも同じような現象が起きますので、肌トラブルを抱えている人は「ターンオーバーが早い/遅い」を疑うといいかもしれません。
正しい使い方
毛穴パックを正しく使うためには、どのようにすればいいのでしょうか。
1、蒸しタオルを顔全体やパックしたいところに載せる。
2、顔全体を水で濡らして毛穴パックを載せる。剥がすタイプだと、小鼻の脇や目の周辺、それから鼻の下は浮きやすいので、ギュッと密着させましょう。
3、剥がすタイプは商品ごとに決められている時間、洗い流すタイプは乾燥するまで置く。
4、剥がすタイプは端からシートをはがし、洗い流すタイプは水で洗い流す。このときにいちご鼻の角栓がわかりやすいのは剥がすタイプです。
5、剥がすタイプ、洗い流すタイプともにパックした部分を、冷蔵庫で30分以上冷やした化粧水でパッティング。
6、保湿クリームを塗って、肌にフタをする。
このなかで一番大切なのは5番と6番です。
毛穴を引き締めて肌にフタをしなければ、せっかく毛穴パックで毛穴の汚れや角栓を取ってもまた汚れが入り、意味がなくなります。
また、蒸しタオルで顔を温めることで、毛穴が開いて毛穴パックで汚れを落としやすくなります。これも忘れないように注意して下さい。
まとめ
刺激が強い毛穴パックは賛成の人もいれば、反対の人もいるアイテムです。また効果も人によって違う声を聞きますが、上手に活用すれば良いスキンケアのおともになります。あれこれ考える前に、自分に毛穴パックが合うか気になっている部分で試すのもいいかもしれません。