今回はお腹が張る、おならなど普段はなかなか周りに話せないけれど知りたい方は沢山いると思います。そこでメカニズムや対処方などしっかりお伝えしていきます。他にも詳しい話などもあります。
目次
そもそもお腹が張るってどんな状態なの?
腸内にガスがたくさんたまってしまい、溜まったガスが上手く排出されないでいると腸内にガスが留まってしまいしだいに膨れ上がりぽっかりお腹になったり圧迫感や張りを感じてしまうわけです。
このような過程を辿り、お腹の張りになってゆきます。または胃の消化機能が落ちます。また、腹水や炎症に腫瘍などといった、複雑な要因もあります。
お腹が張るメカニズムとは?
ガスが原因のお腹が張るメカニズムは食べたり飲んだりする時に空気が混じりガスが溜まったり飲料の炭酸などもあります。
またお肉などもガスとして消化している工程で発生します。つまり食べ物によってガスが発生しやすかったり、しにくかったりしますし、喋ったりしていても口から空気が入り込み
ガスとして溜まることもあります。
普通は少なくともコップ1杯くらいのガスがあると言われています。
あとは消化不良時では食べ物などがそれだけ滞在するので、腸内で腐敗が進みガスが発生したり炎症の場合などは単純に傷口や炎症部が腫れ上がるのでその影響などでお腹が張ったりします。腫瘍などは医学的な難しい話になりますから簡単に話ますと腫瘍の影響で何らの作用が働きお腹が張るようになります。
お腹の張りはオナラで解消されるの?
基本的にはガスなどが腸内に留まってしまうと腸内環境の悪化にガスが溜まり便秘になることで腸の中で腐敗が進んで行くため、オナラをすることでガスを抜くことは良いことですし、効果は確かにあります。
また普通の腸内の働きをしている時は蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる腸が伸び縮みすることによりガスなども排出されますが、この働きが便秘や腸内環境の悪化などになると動きが鈍足になり良い働きをすることができません。
しかし仕事やプライベートなど人前でオナラをする訳にはいきませんから、朝起床して、ガス抜きをしましょう。
家でできるおならを出すマッサージ・ストレッチ
腸内にガスが溜まるのは腸の蠕動運動が低下しているからなので、腸に刺激を与えてあげれば、動きを促進させ排便やガス抜きに役立てることができます。
また、家でできるマッサージやストレッチを、紹介していきます。
ガス抜きマッサージ
仰向けになりながらするマッサージです。大腸のある部分を手で時計周りに回しながら圧をかけてしていきます。
順番は、右の骨盤の上→右の肋骨の下→左の肋骨の下→左の骨盤の上→膀胱の上の5箇所を5回ずつ押して行きます。押し方は、両手の指を重ねぐーっとゆっくり押します。腹式呼吸で行います。ポイントがありますから一つずつ丁寧にしていきましょう!
また妊娠中の方には悪影響になってしまいますからマッサージは控えましょう。
仰向けマッサージ
まず、あおむけに寝て、両ひざを抱えまましょう。息を吐きながら両腕でひざを胸に引き寄せ、上体を起こしてください。これを5回して、体を元に戻し、息を吸って、また繰り返します。
仰向けマッサージ2
また、さっき紹介した仰向けマッサージができない場合や、難しい場合は、次のマッサージをするといいでしょう。
まず、仰向けに寝て息を吸って、片膝を抱えます。息を吐きながら太ももをお腹に持って行き、呼吸を5回しましょう。
それが終わったら、息を吐きながら膝をゆっくり戻し、反対側の膝を抱えて同じ動きをすると、おなかの張りが解消されます。
足を使った運動
まず、足をそろえうつ伏せになり、手の平を下にして肩の横につけましょう。
息を吸いながら、ゆっくりと胸を反らし、おへそは床につけたまま、「気持ちいい」と感じるところで呼吸5回分ほど静止し息を吐きながら、体勢を戻します。
足を使った運動2
さっき紹介した運動が難しい場合、この運動をすればいいでしょう。
最初に、うつ伏せになりながら足を肩幅程度に開き、手の平を下にし、顔の横の床につけます。息を吸いながら、ゆっくりと胸を反らし、おへそは床につけたまま、気持ちよく感じるところで静止します。
それが終わったら、息を吸いながら、膝をゆっくり戻します。
頭を支えながらするマッサージ
まず、右手で頭を支えて、身体の右側を下にして横になりりましょう。このとき、右わき腹の下に枕や丸めたタオルを入れるとさらに効果的です。
右のわき腹を引き上げるようにして、左手で腸を刺激するようにし、これを1分ほど続けましょう。
終わったら、左わき腹も同じように刺激しましょう。
ここで紹介したマッサージや運動、ストレッチを毎朝起きてからや毎晩就寝する前にやるだけでも、お腹のガスはかなり外に出ますよ。
他にもある家でおならをだすためにできること
食べ物に気をつける
おならを出す食べ物は実は色々と種類があり、単におならを出すと言っても意味がいくつかあります。
お肉でもヨーグルトでも同じようにおならは出ますが、お肉は腸では完全に消化されずガスを発生させてしまいます。肉類は臭いもきつくなってしまいます。また臭いの原因も善玉菌より悪玉菌が多いからです。
一方、ヨーグルトやヤクルトなど善玉菌や整腸作用で腸内環境を整備してくれる食べ物があれば臭いもなくガス溜まりもないまさに一石二鳥です。このように前者と後者では天と地の差ぐらいあります。
またヤクルトに関してですが、生きたまま乳酸菌を腸に届けます。乳酸菌は蠕動運動を促進させ便秘解消にガンなどの抑止があります。飲む量も少なくて済みます。また免疫細胞にも活性化させます。また臭いなども肉類を食べても飲んでいれば臭く無くなりますからかなり優秀な食品です。
オクラや海藻類も整腸作用がありなんとガスを発生させることはありませんからお腹が張る悩みを解消することが出来ます。水溶性食物繊維が含まれている為にお味噌に海藻類をいれて食べるとよいでしょう。
さらに生姜や唐辛子も温かい料理などに合わせることで体が温められ腸を活性化させガス溜まりを解消することが出来ます。
他にオナラが出にくい食材としてバナナやきゅうり、アスパラガスなどが挙げられます。
バナナにはガスを抑制する働きがあり繊維を溶かして便秘防止などもあり消化を促してくれます。この効果同等を持つ食材として他にキウイやアボカド、オレンジなどがあります。
きゅうりにはガスの膨らみを抑制する働きがあります。
アスパラガスには善玉菌の成長を促す成分や消化機能の補助、ガスの発生を防ぎオナラの回数を減らすことが出来ます。
ツボ押しでおならを出そう!
おならはツボを押しても、出せます。
天枢(てんすう)・中脘(ちゅうかん)
天枢はおへその左右にあり、そこのある2つの点によって構成されているツボです。また、中かんは人間の生命線上に位置し、みぞおちあたりに位置しています。
この3点を指で押して、上下に揺らすようにマッサージすれば、腸に良い刺激が与えられ良い運動になります。
脾兪(ひゆ)・大腸兪(だいちょうゆ)
また、「脾兪」(ひゆ)や「大腸兪」(だいちょうゆ)といわれるツボを押すのも効果的です。
どちらも背中にあるツボで、ひゆは背骨から指2本外に行ったところの、第11胸椎(前面でいえば胸のあたり)にあります。
ここを背中の緊張を取ってから押すことで、おならが出やすくなります。
だいちょうゆは背骨から指2本外に行ったところの、骨盤の端と同じ高さのところにあるツボで、ここも押すことでお腹の不快感が和らげられ、おならが出やすくなります。
おならを出して健康美を目指そう!
今回はオナラのメカニズムやどうしてお腹が張るのか、また解消できる食べものやマッサージなどをご紹介してきました。
ここで悩み解消をしっかり出来れば便秘や腸内環境の改善だけでなく健康体に生まれ変わる事が出来ます。これを機に健康な腸作りを目指して頂けたら幸いです。
また人により腸内環境は違いますからどんな特徴や症状があるか把握した上でそれに合った食材やストレッチを選ぶと効率的にもなります。