肌のたるみやしわ、髪のツヤがなくなって白髪が増えたり抜け毛が増えたりと、時間の流れによる老化現象は、誰にでも襲ってくるものです。
でも、みんな同じような速度で老化していくわけじゃないのが不思議ですよね。老化が早い人と遅い人には普段の食生活に大きな差があるのですよ。
老化防止に役立つ食べ物をしっかり食生活に取り入れているかどうか、自分自身の食事内容を振り返ってみましょう。
目次
酸化は美容の大敵
酸化とは化学反応の一種で、空気に触れることによってさびたりすることの現象。リンゴを切ってそのまま置いておくと、茶ばんだりして美味しくなくなっちゃいますよね?
酸化(さんか、英:oxidation)とは、対象とする物質が電子を失う化学反応のこと。具体的には、物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などである。
このような現象が実は私達にも起きていて、日々の生活の中で肌は危険に晒されています。例えば、紫外線なども。
抗酸化で対策を!
そこで知りたいのが抗酸化作用!読んだとおりの効果なのですが、肌が酸化するのを防いでくれるんです!一度痛んでしまった皮膚細胞はなかなか良くならないので、予め気を付けておきたいですよね!
老化防止に役立つ食べ物
老化の原因は、活性酸素による影響が大きいので、活性酸素を除去する作用を持つ食べ物を摂ることで、老化の防止(アンチエイジング)になります。
抗酸化作用のある成分から、老化防止に摂りたい食べ物を分類しています。
ぶどうに含まれるポリフェノールが凄い!
ポリフェノール自体はとても有名ですが、実は色んな種類があるんです。その中でも特に効果が高いと言われているのが、ぶどうに含まれるプロアントシアニジンというポリフェノール!
ぶどうをたくさん接種することにより、身体にもともとからある抗酸化力に、ぶどうの力でより強力に酸化を防ぎ、いつまでも若々しさを保ちましょう!
リコピン
リコピンといえばトマトをイメージされるようになったほど、トマトの栄養素としておなじみのリコピンです。
トマト以外にも、スイカやサクランボ、グレープフルーツなどにも含まれています。
リコピンの強い抗酸化力は、老化防止にも役立ちますし、脂肪の燃焼を促進したり、血液の流れを改善するなど、健康に幅広く作用します。
ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらいです。
アスタキサンチン
エビやカニなどの甲殻類に含まれる赤い色素を持つアスタキサンチンは、肌の老化を防ぐ抗酸化作用があります。
もともとは白身魚である鮭の身が赤くなるのは、アスタキサンチンを含む餌を食べるからなので、鮭やイクラにはアスタキサンチンが含まれています。
大豆サポニン
大豆製品に含まれるサポニンは、抗酸化作用がありますし、悪玉コレステロールの除去を助けて、血管年齢の老化防止にも役立ちます。
納豆や豆腐、豆乳など日常の食事に取り入れやすい食べ物で補えます。
βカロテン
βカロテンは、体内でビタミンAに変換されるので、プロビタミンAとも呼ばれます。活性酸素の除去力があるカロテノイドにも分類されるビタミンです。
ほうれん草やブロッコリー、ニンジン、ピーマン、ブルーベリー、いちご、ブドウ、カボチャなどに含まれています。
カテキン
カテキンといえば、お茶に含まれることは有名ですね。緑茶、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶などに含まれるので、抗酸化作用の高い食べ物と合わせるようにすると老化防止への効果がパワーアップします。
ビタミンC
ビタミンの中でも、もっとも摂りやすくて定番なのがビタミンCですね、レモンやオレンジなどの柑橘類に多く含まれることはご存知でしょうが、ビタミンCを多く含むのは柑橘類だけじゃありません。
カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、アセロラなどにも含まれるので、野菜や果物の種類を増やすと、多くのビタミンCを摂れます。
ただし、ビタミンCは水溶性で熱に弱いので、加熱すると栄養が壊れてしまいます、加熱しないで食べるようにするのがビタミンCの正しい摂り方です。
ビタミンE
油溶性ビタミンのビタミンEは、うなぎ、アボカド、ゴマ、アーモンドなどの食べ物から摂れます。
抗酸化力が強いビタミンEは、血流の改善作用もありますし、ビタミンAやビタミンCと並び、美肌ビタミンとしても老化防止に働きます。
老化の仕組みを知ること
老化といっても、見た目にわかる老化が目立つのは40代以降です。ところが、老化というのは20代からすでに始まっているのですよ。
老化を防止するなんて、まだ自分には無関係だと思われている世代にも、すでに老化の波は着々と近寄っているのです。
老化の大きな原因には、活性酸素によって細胞が酸化してしまい、それが老化を早めると言われています。
ただ、活性酸素というのは一つではありませんから、食べ物だけでは老化防止できない一面もあります。
老化の仕組みを知るために、活性酸素の影響も確認しておきましょう。
スーパーオキシド
エネルギーを生産するだけでも生産される活性酸素で、最も大量生産されます。
毒性が強いわけじゃないのですが、不要なスーパーオキシドをそのまま体内に残すと、毒性の強い活性酸素に変化してしまうので、大量発生したら抗酸化作用のある食べ物などで排出しなければ老化の原因になります。
過酸化水素
過酸化水素は、活性酸素の中でもっとも凶悪なヒドロキシラジカルになってしまうものです。
体内の有害なものを殺菌する作用もありますが、抗酸化されないとヒドロキシラジカルになる可能性があります。
ヒドロキシラジカル
活性酸素の中で、強力な酸化力があり、細胞を傷つけがん化させる原因になるともいわれる悪玉活性酸素です。
水素水や水素カプセルなどが注目されるようになったのも、ヒドロキシラジカルを排出するためには、今のところ水素以外に作用するものがないと言われているからです。
一重項酸素
紫外線を浴びたりすると発生する一重項酸素は、肌のたんぱく質の酸化をすすめるので、コラーゲンを破壊したりして、肌老化の原因になる活性酸素です。
老化を防ぐ食べ物の働きを高めるために
老化防止のためには、体内に必要ない活性酸素が蓄積されないようにすることがカギになります。
抗酸化作用に働く食べ物は、日ごろから食卓に並べやすい食品が数えきれないほどあります。
でも、それらの栄養をしっかり吸収できるように腸内環境を整えることも大切です。
腸内の善玉菌を元気にするために乳酸菌を摂ることもお忘れなく。