つらーい肩こりや頭痛。さまざまな解決法がありますが、マッサージでも解決できます。今回は肩こりや頭痛に効くマッサージを紹介。さらに原因や、マッサージ以外の解決法も紹介していきます。
肩こりや頭痛に悩んでいる人や、肩の痛みに悩んでいる人、デスクワークが多い人は必見です。
目次
肩こりも頭痛も○○○が原因だった!
肩こりも頭痛もスマホ・パソコンの使いすぎが原因!
小見出しを見て「やっぱりか…」という人も多いでしょう。(筆者もそんな一人ですが)スマホやパソコンが肩こりや頭痛の原因となる理由には、
- スマホやパソコンをいじっているときの姿勢はだいたい体によくない
- スマホやパソコンからはブルーライトが発せられており、目にダメージを与える
- スマホやパソコンを使っていると、肩から上を動かすことが少なくなるので、肩から上の筋肉が固まりやすくなる
この3つが挙げられます。
1.スマホやパソコンをいじっているときの姿勢はだいたい体によくない
スマホやパソコンをいじっているときは、体にいいとされる姿勢をとっているときより頭が前屈みになりがちです。特にスマホの場合、歩きスマホをするときはそうなってしまいやすく、注意する必要があります。
普段頭は背骨の上にしっかり乗っかっており、頭の重さは首だけではなく体全体で支えていますが、前屈みになると、頭の重さを首だけで支えることになってしまいます。
すると首の筋肉が使われるので、硬くなり、それが肩こりや頭痛の原因になります。
2.スマホやパソコンからはブルーライトが発せられており、目にダメージを与える
スマホやパソコンからは「ブルーライト」が発せられています。このブルーライトは目に強いダメージを与え、目の健康を脅かします。
最近では「ブルーライトカットメガネ」なども登場していますが、このようなメガネではカットできても30%程度しかカットできず、完璧に防御できるわけではありません。なのでパソコンやスマホを使えば使うほどブルーライトを浴び、それにより眼精疲労になって肩こりや頭痛になります。
3.スマホやパソコンを使っていると、肩から上を動かすことが少なくなるので、肩から上の筋肉が固まりやすくなる
スマホやパソコンを長時間使っていると、肩から上の筋肉を動かすことが少なくなります。その状態が続くと、筋肉が固まってしまい、肩こりや頭痛が引き起こされます。
もちろんスマホやパソコンの使いすぎ以外でも肩こりや頭痛にはなりますが、「肩こりと頭痛が同時発生している場合」ほとんどはスマホやパソコンの使いすぎが原因といってもいいでしょう。
とはいってもスマホやパソコンの使用時間を減らすのは難しい
一番手っ取り早いのは、スマホやパソコンの使用時間を減らすことです。…とはいってもプライベートではまだしも仕事でスマホやパソコンを使っていることも多く、簡単には減らせません。そこで今回は、肩こりや頭痛に効くマッサージを紹介していきます。
「風地」(ふうち)というツボを押す
「風地」というツボがあります。首の裏にコリコリとしている部分がありますが、ここを押すことで眼精疲労が解消され、肩こりや頭痛が軽減されます。
首を伸ばすストレッチ
肩こりや頭痛になっている人は首も硬くなっていることがほとんどなので、首の筋肉を柔らかくすることで、頭痛や肩こりが解消されるようになります。
まずは背筋を伸ばして両手で頭を抱え、前に伸ばします。そして両手で顎を持って後ろに倒し、片手で頭を持って横に伸ばす動きを両方することで、首の筋肉がほぐれて肩こりや頭痛が解消されます。
百会(ひゃくえ)を押す
百会とは、頭頂部にあるつぼのことです。両耳と鼻の延長線が交わるところにありますが、ここを体の中心に向かって押します。ここを押すことで頭皮がほぐれ、頭痛や肩こりが解消できます。ほかにも自律神経にも効果があるので、試してみてください。
僧帽筋(そうぼうきん)を伸ばして頭痛スッキリ!
肩の周辺には「僧帽筋」という筋肉があります。ここを伸ばすことで肩こりが軽減され、また頭痛も軽減されるので、肩こりと頭痛に悩んでいる人は、ぜひとも伸ばしてみましょう。
両肘を軽く曲げ、そこから肩を真ん中にして肘を外側・内側に回ります。これを1分程度継続して行いましょう。続けるうちに肩の筋肉がゴリゴリという音を発してきますが、こうなってきたらかなり効果は出ていますよ。
イスに座ったままできるマッサージ
肩こりや頭痛は椅子に座ったままでもマッサージで解消できます。まずイスにまっすぐ座ったら、膝の上で両手を組んで、それを頭の上にします。それをしたら肩を後ろに引き、背筋を伸ばします。この姿勢を30秒キープし、これを5セットすることで、肩こりや頭痛が解消されます。
腕を伸ばす運動
体には「広頚筋」という筋肉があります。これは首の部分にある筋肉で、顔や頭と肩以下の体を後ろからつないでおり、肩こりや頭痛解消では重要な役割を担っています。
この広頚筋を伸ばすことで頭痛や肩こりが解消されるようになります。伸ばすためには正面を向いて頭を動かさず、両手を胸の高さに持っていき、地面とまっすぐになるように腕を振り、両肩を回すことでできます。
こうすることで頭を支えている「頸椎」が軸になり、肩が回るので、頭と首を支えている筋肉が柔らかくなるのです。
顔にある太陽のツボを押す
「太陽」は縦は目と眉の中間点、横は目から指2本外にあるくぼみのことをいいます。このツボは別名「眼医者殺し」ともいわれており、昔から「このツボを押していれば、目の病気にかかることはない。だから眼医者が失業する」といわれていました。
本来は目の疲れに効くツボですが、肩こりや頭痛で悩んでいる人の場合、疲れ目でも悩んでいることが多く、疲れ目を解消することで肩こりや頭痛が解消されることも。気になる人は一度試してみてください。
マッサージ以外にもこれが効果的!
ホットタオル・ホットアイマスク
頭痛には「緊張型頭痛」と「片頭痛」、「偶発頭痛」の3種類がありますが、このうち肩こりもある場合は「緊張型頭痛」の場合がほとんどでしょう。
緊張型頭痛は締め付けられるような痛みが続くのが特徴で、頭や首、肩などの筋肉が緊張することが起きます。そしてこれを緩めるためには「温める」ことも効果的ですが、目の上にホットタオルやマスクを乗せると、目や頭の部分が緩みます。
これによって肩もゆるむので、頭痛や肩こりを解消できるようになります。
ビタミンEを取る
肩こりや頭痛は結構が滞ることでも起こります。血行が悪くなると、筋肉が凝り固まってしまい、自然と肩こりや頭痛が起きてしまいます。それを防ぐためには血流の改善が必要ですが、ビタミンEにはその効果があります。
ビタミンEは毛細血管を広めてくれるので、血流の流れをよくする働きがあります。そのためビタミンEをとることで肩こりや頭痛を解消できる可能性があるのです。
ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類や、植物油、うなぎやたらこなどの魚介類などにたくさん含まれているので、それらを積極的に取りましょう。
肩こりや頭痛は早めに解消しよう!
肩こりや頭痛はマッサージなどで解消できますが、いずれにせよ早めに解消しましょう。放置したままにしても、基本的によくなることはありません。放置したままにすると肩こりが肩の痛みに発展することもあり得るので、早めに解消して肩と頭を軽くしましょう。