紫外線や暑さなどでお肌や体の美容にとっては厳しい季節の「夏」。どんな対策をすれば苦しい季節も美しさをキープできるのでしょうか。今回は夏の美容対策を考えていきます。
目次
夏はお肌にとってダメージが多い季節
お肌は角質層、顆粒層、有辣層、基底層…といくつもの層から構成されていますが、紫外線は最も表面にある角質層の水分をなくし、新しい肌細胞を作るために必要なコラーゲンを壊し、そDNAレベルでもお肌にダメージを与えるので、お肌に紫外線が当たるとターンオーバーが乱れやすくなります。
ターンオーバーが乱れたお肌には古い細胞が溜まり、やがて肌トラブルの原因になっていきます。
夏は暑いので常に汗をかいている状態ですが、汗を流しっぱなしにするとお肌の上で汗が結晶化して塩分やミネラルが発生し、お肌にダメージが及びます。かといって汗を拭くとお肌にもとからある保湿成分やセラミドがなくなるので、夏は外にいるだけでもお肌が傷つくことを知りましょう。
UVケア
お肌に優しいアイテムを重ね塗りしよう
UVカット効果の高いアイテムをお肌に塗ればそれだけでUVケアができますが、お肌への負担が大きいもの多いので、しっかり落とさなければ毛穴が汚れてしまいます。お肌に優しいUVケアを選び、気になるところは重ね塗りをしてカバーしましょう。
日傘や帽子を積極的に使おう
日傘や帽子で直射日光の95%は遮ることができます。お肌へのダメージがほとんど0で、深い帽子を選べば耳の紫外線ケアもできるので、効率的な紫外線ケアができます。
サングラスもお肌にいい
本来、サングラスは目の日焼けを防ぐために身につけるアイテムですが、目は日光を感じるとメラニンを生成し、お肌にシミを作るため、なるべくしましょう。メガネをかけている人も、最近では紫外線をカットするメガネがあるので参考にしてみては。
お肌の保湿
お肌の表面は皮脂が多く潤っているように感じられるものの、お肌内部は水分が少ない「インナードライ肌」になっている方が多く、その場合特殊なケアが必要です。
・お肌の表面はベタベタ
・お肌がゴワつく
・化粧ノリが悪い
・お肌の状態がコロコロ変わる
このようになっている場合はインナードライ肌の可能性が高いので、インナードライ肌のためのケアを行いましょう。
インナードライ肌の保湿ケアとは
・皮脂を取り除こうとしない
インナードライ肌の場合、お肌の皮脂が少ない水分を守っている状態になっています。特に働いている方や学生さんは毎日のように人と会う機会があるので気になるかと思いますが、
・あぶらとり紙を当てる
・ティッシュで脂分を拭き取る
・顔をゴシゴシこする
・洗顔回数を増やす
このような脂分を取り除く行為はやめましょう。
・乾燥対策を重点的に
インナードライ肌は一見皮脂が溢れているように見えるものの、実は乾燥している状態なので、乾燥対策は重点的に行いましょう。
・洗顔で使うお湯の温度を30〜35度にし、お肌の保湿機能を下げないようにする
・洗顔料を洗う力が弱く刺激が弱いものに変え、お肌の保湿機能を落とさないようにする。
・メイクを落としやすいものに変え、クレンジングするときにお肌をこすらなくても大丈夫なようにし、お肌に負担を与えないようにする
・角質層に水分を届けられるように、化粧水を多く使うようにし、美容液や乳液できっちり蓋をしてあげる
このようなことに心がければ大丈夫です。
冷え性対策
冷え性は体全体の血流を悪くし、体に様々な影響を及ぼします。
運動をする
定期的に運動する習慣がないのであれば、まずは日常生活の中で「歩き」を入れ込むことから始めましょう。通勤でひと駅分歩いたり、階段をなるべく使うようにしたりするだけでもだいぶ違います。
食事をとる
夏なので体を冷やす食材ばかり取りがちですが、冷え性対策では体を温める食材を多く摂るようにしましょう。
しょうがやねぎを薬味として積極的に取り入れたり、山椒やわさび、こしょうを料理に多く使ったり、お酒を飲むときはビールではなく日本酒や赤ワインを選んだり、コーヒーや緑茶より紅茶を選んだりして体を温めましょう。
基本的に赤やオレンジ、黄色や黒の食べ物は体を温めてくれますよ。
入浴をする
湯船に浸かることで血流が良くなったり、自律神経の働きが整うようになるので、かなり健康効果は高いです。10分〜15分だけでもいいので「頑張った自分にご褒美を与える」感覚でお風呂に浸かりましょう。
まとめ
夏は開放的な気分になる反面、日差しが強く、外の気温も高いので、美容対策をしっかりしなければお肌や体にダメージが及びます。夏に美容対策をすれば秋になったときに夏とのギャップによるトラブルが起きませんし、冬も乾燥や冷え知らずになれます。
夏の美容対策は面倒ですが、しっかりすれば季節が移り変わっても生きてくるので、しっかり行いましょう。