旅行は楽しいけれど中盤から肌荒れに悩むことってありませんか?肌が荒れるとせっかくの観光やお買い物の楽しみが半減するし旅行後に長引くのも嫌ですね。今回は旅行中に肌荒れを起こさないためのセルフケアをご紹介します。
目次
【肌荒れを起こす原因】
まずは肌荒れを起こす原因を知ることが大切です。
■疲れるから
旅行中はテンションが上がりますね。
素晴らしい景色を見て感動したり美味しいものを食べてほっこりしたり癒されているように見えますが、いつもより歩いたり乗り物による移動が多かったり日常と違う環境だったりするので実はかなり疲れています。
いつもより多く筋肉に負荷が加わると身体はストレスを感じるし身体的・精神的な疲れがたまると免疫力が低下し肌荒れを起こすのです。
■普段の生活と違うから
いつもならば朝食の後に大便をするのが当たり前な方でも旅先でルームメイトに気を使い我慢したりすることがあります。
しかし我慢が続くと便秘になってしまいますよね。便秘は肌荒れの大敵です。また、旅行中はめいっぱい遊ぶので寝不足がちです。寝不足になると交感神経と副交感神経のバランスが乱れるのですが、交感神経が活発になると男性ホルモンが増加することがわかっています。男性ホルモンは皮脂を多く分泌するのでニキビができやすくなります。
■水が変わるから
日本は国土が狭いから雨水等が土壌に長くとどまることがないので水はほとんどが軟水です(沖縄県や一部の温泉地は硬水の地域があります)。
しかし、陸続きの外国は水が地中に長くとどまるので硬水が作られます。
海外のホテルのお風呂で浴槽にお湯をためて入っていませんか?海外旅行で石鹸の泡立ちが悪かったり髪を洗った後、ゴワゴワしたり洗顔後お肌が突っ張ったりした経験がありませんか?旅行の終盤には肌がカサカサになっていませんか?
なぜこのようなことが起こるのかというと、硬水が石鹸カルシウムを生成し肌や髪に膜を作ってしまうため浸透すべき成分が吸収されないからです。石鹸カルシウムは分泌する皮脂によって調和はされますが時間がかかりその間に肌トラブルを起こしてしまうのです。
■乾燥するから
避暑地等の寒暖の差が大きい地域は乾燥しやすくなります。また、飛行機内やホテルの空調も乾燥にまで気を使っていません。長時間化粧をしたままの肌は化粧品と皮脂が混ざり肌トラブルにつながります。さらにドライアイに悩んだり、無性に喉が渇いたりした経験ありますよね。乾燥が続くと肌が炎症を起こし唇が割れたり喉が痛くなったりします。
■日焼けするから
どこへ行っても紫外線は平等に降り注ぎますが、標高が高いところになるほど浴びる量は増えます。つまり、冬場だからといって対策を講じず雪山へ行けば肌トラブルが起こることはまちがいありません。紫外線に加えて雪の反射でさらにダメージを受け肌がボロボロになってしまいます。
夏場の砂浜も照り返しがあるので注意が必要です。朝に日焼け止めを塗っても数時間後には取れてしまうので注意が必要です。
【どんな症状が起こる?】
■乾燥肌
肌の乾燥が進むとかゆみが生じ、かくことで炎症を起こす可能性があります。
■ニキビや吹き出物
前述しましたが疲れ等でホルモンバランスが崩れるといわゆる大人ニキビができます。また、寝不足で男性ホルモンが増加することも原因のひとつです。この状態を放置するとクレーターができ跡が残ります。
■皮脂トラブル
旅行中になんだか油っぽいと感じたことありませんか?
こちらも寝不足等で男性ホルモンが多く分泌されるからです。
【簡単なセルフケア】
ちょっとした工夫で肌トラブルを防ぎ快適な旅行になりますよ。
■しっかりと睡眠
たくさん観光したいという気持ちはわかりますが睡眠時間を削らないよう心がけましょう。
移動中に寝ればいいのではなく、皮膚や脳の疲れなどさまざまな部分を修復したり成長させたりする夜間に睡眠をとることが大事です。
■こまめに水分をとる
肌トラブルを防ぐには適度な水分補給が大事です。意外と忘れがちなのが水分補給で、便意を促すうえでも大事です。
■トイレを我慢しない
便意をもよおしたら遠慮せずトイレに向かいましょう。
■アメニティグッズを使用しない
ホテルのアメニティは使用してみたいものですが、肌に合わない化粧品は炎症の原因になります。しかしながら普段使用している化粧品を一式持って行くのは大変です。
旅行前に普段使用している美容液等を必要分コットンに浸しジップロック等に入れて持参しましょう(飛行機内にも)。
■乾燥から守るには
・飛行機内はノーメイクで、保湿液を持参
ノーメイクによって化粧による水分の蒸発と肌荒れを防ぎます。乾燥していると感じたら化粧水をたっぷりと塗りましょう。
・マスクを着用
飛行機の中や乾燥したホテル内ではマスクを着用すると乾燥による肌荒れを防げます。
最近は保湿タイプのマスクも販売されています。
・ボディクリームを持参
ホテル等の乾燥が気になる場合はお風呂上りにボディクリームを塗りお肌に油分を与えましょう。
・ホテルで加湿器を借りる
国内のホテルならば加湿器を貸し出すホテルも少なくありません。チェックインの際に確認しましょう。
■水質を確認し対策を
旅行先の水質を予め知り対策を講じることが大事です。
・拭き取りタイプのクレンジングと美容オイルを持参
化粧を落とす際は水の使用を極力避け拭き取りタイプのクレンジングを使用しましょう。
アイメイクは時間がかかりますがアイリムーバーを綿棒等に塗布し優しく拭き取るようにしましょう。さらに洗顔等の後に美容オイルを塗ってから普段のスキンケアをしてください。
・ホテルのお風呂では湯をためて入浴しない
湯船に浸かると疲れは取れますが、肌や毛髪を硬水に長く浸けないほうがよいので極力避けましょう。
■日焼けは冷やす
・肌荒れを防ぐには紫外線をカットするべき
現地で調達するのではなく普段から使用している日焼け止めを持参しましょう。
ラッシュガードを着てフードまでかぶる日本人の日焼け対策を見て外国人は「リゾートに来てそれ?」と思うそうですが肌トラブルを防ぐにはそういった手段も有りです。
また白すぎると思うくらい日焼け止めをべったり塗るのが理想的です。こちらはあなたの価値観によります。
・紫外線を浴びた後のケアが大事
スキーや海等レジャーの後、乾燥しヒリヒリした状態を放置してはいけません。
まずは冷たいタオルを日焼け部分にのせ冷やし、その後にたっぷりの化粧水で保湿してあげましょう。
■バイキングでは果物をたくさん食べる
柑橘系はコラーゲンを生成するのに必要なビタミンCが多く含まれています。リンゴは抗酸化作用がありバナナはビタミンBとカリウムを多く含むので肌を健康に保ちます。
【肌荒れを防ぐには】
旅行先や旅行後の肌荒れを防ぐには原因を知り対策を講じることとひと手間かけることが大事です。