ウォーキングをする人の中には「健康維持のためにしたい」と思う人と「ダイエットのためにしたい」と思う人がいます。
健康維持とダイエットでは結果を出すために必要なウォーキングの仕方が異なりますが、では何が違うのでしょうか。比べていきましょう。
目次
健康維持とダイエットは違う
健康維持の目的・特徴
健康維持のためのウォーキングには…
・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を予防したり、認知症の予防や改善、それから筋力低下防止や趣味など、目的はさまざま
・常に目的を意識しているわけではなく、まったりとしたペースでウォーキングをしていることがほとんど
この2つの特徴があり、健康維持のためのウォーキングでは無理し過ぎは禁物です。
ダイエットの目的
一方、ダイエットのためのウォーキングには…
・目的は「ダイエット」であれば「ダイエット」のみ
・目標は常に意識しており、時間や距離の記録はもちろんだが、体重の計測や記録なども欠かさない
・が、目標を意識するあまりすぐに飽きる人が多い
この3つの特徴があるので、ダイエットのためのウォーキングでは少し無理をしながら継続力をつける必要があります。
健康維持のウォーキングで効果を出すには
まずはひと駅分歩くことから
健康維持のウォーキングでは、まずウォーキングに親しみを持つことから始めましょう。そのためにできることといえばたくさんありますが、まずひと駅分歩くことから始めてみませんか。
目標数値を定める
健康維持のウォーキングでも、期限なしで「何時間」「何歩」などといった目標数値があると良いでしょう。目標を定めればモチベーションアップにつながりますよ。
脳の活性化やストレス発散も目的
健康維持のウォーキングをするのであれば、朝が効果的です。
朝にウォーキングをすると…
・体内時計がリセットされる
・セロトニンが分泌される
ため快調に一日をスタートでき、ウォーキングの力を最大限に活かすことができます。
ダイエットのウォーキングで結果を出すには
歩く姿勢に気をつける
有酸素運動は体に酸素を取り込んで脂肪を燃焼させるため、姿勢が重要です。背筋はしっかり伸ばして遠くを見据えるようにし、最初にかかとをつけたらつま先で蹴るイメージで歩きましょう。
20分以上は歩く
メタボリックシンドローム対策でウォーキングをしている人も注意しなければなりませんが、20分以上歩かなければ皮下脂肪は燃焼しません。
皮下脂肪は落としづらい部位のお肉ですが、落とさなければ美しいボディーラインは手に入りません。すぐやめるのではなく、継続して歩きましょう。
期間は最低でも3ヶ月以上
体重を1kg減らすのに7200カロリーを消費しなければなりませんが、ウォーキングでは1時間毎日やっても、ひと月あたり6000キロカロリー前後しか消費できません。
効果を実感するには3ヶ月以上の年月が必要で、それまでの期間は長い辛抱をする必要があります。
時間帯はいつでもOK
健康維持のウォーキングでは「朝が効果的」とお伝えしましたが、ダイエットのウォーキングでは時間帯はいつでもOKです。
朝は
・生活習慣が整う
・生産性アップ
・習慣化しやすい
というメリットがありますが…
・朝が辛い
・体が動かない
などといったデメリットもあります。
夜は睡眠の質向上や気持ちのリセットが期待できますが、女性は防犯上の問題や、「仕事疲れた〜」と言ってやらないリスクが考えられます。
どちらも一長一短ですので、1日の中で最もラフにできる時間帯を探して、3ヶ月以上継続していく必要があります。
ウォーキングで気をつけたいこと
ウォーキング用のシューズを購入する
普通の靴は長時間歩くことを想定していないため、ウォーキングで使用するとすぐ足が痛くなります。
ウォーキング用のシューズはその点がカバーされているので、靴はウォーキング用のシューズを専門店で店員さんと一緒になりながら、夕方頃に買うのがおすすめです。
体調が悪いときは無理をしない
いくら継続が大切とはいえ、体調不良があるときも頑張って、途中で倒れて救急車に搬送された方が継続力は下がります。
また、水分は持っていくようにしましょう。「重い」「手に持つのが面倒」という人は、途中の自販機やコンビニ、スーパーなどで購入できるよう、小銭を持っていくと良いです。
服装
通気性と吸水性、速乾性に優れたウェアを選びましょう。
基本はTシャツにパンツやタイツ、スカートとウォーキングシューズですが、秋や冬にウォーキングをする場合はウインドブレーカやジャージを羽織って防寒対策をしましょう。
まとめ
健康維持の手段としてもダイエットの手段としても人気があるウォーキング。そんなウォーキングですが、目標を達成するには目的別の歩き方があることを知ると、より効率良くなります。
「結果が出ない」と悩んでいる人は、今日からやり方を変えてみては。